車買取 : Part 2
さらに私は、
「今、君が言ったセリフは、会社から指導を受けた、営業トークかもしれない、
こういう風に言え、相手に伝えろ、と会社から指導されているのかもしれない、
でも、君自身の言葉でお客に接するべきだよ。
自分の仕事に、やってる事に、言ってる事に、誇りが持てるのかい?」
同席していた家内が、
ああ、また説教が始まった、という顔をしていた、ような気がする・・・
「私は・・・ 3歳で、オヤジを亡くしています・・・」と、しんみりと身の上話を始める彼。
私に、叱られたのが、何だか、少し嬉しいような、そんな感じにも見えた。
君には、新車値引き情報を教えて貰い感謝はしている、しかし、
数万円のことで、私は自分の信念を変えるつもりなど、毛頭無い、
金額を提示するか、しかないか、決めなさい。
彼は、申し訳なかった、と誤り、意を決したように、ある金額を提示した。
こうして、土曜の夜の、一社目の査定は、終了した。
きっと、次の会社も、同じような営業をするだろうな・・・
もう、早く決めてしまおう、こんなことに時間を割くのは、愚かだ、と感じた。